横浜読書会konkon主催者インタビュー企画

神奈川県横浜市で活動している女性限定の横浜読書会konkon主催の栞です。
横浜読書会主催者インタビュー企画とは、全国の素敵な読書会を主催者さまにインタビューし、その思いや活動をご紹介する企画です!

  • どんな思いで、その場所を立ち上げたのか
  • 運営する中で感じる難しさや喜びは何か
  • 参加者さんにどんな時間を過ごしてほしいと願っているのか

そんな「主催者さまの温かい思いや裏側」を覗いて見てください。

今回は、インタビュー企画の第7弾として『山形読書会』主催者のeriさんにインタビューしました!

今回のゲスト『山形読書会』のご紹介

山形読書会のご紹介

「山形読書会」は、「本を通して、ひと・まちとつながる」

「人と人とのつながりがもたらす豊かな力が、巡り巡って故郷・山形を元気にする力になっていきますように」――。

山形読書会は、そんな希望が込められた温かいコミュニティです。

主宰のeriさんが、「地域に心安らぎ、人と繋がれる、笑顔になれるサードプレイス(第三の居場所)を作りたい」という情熱を胸に運営されています。

活動の歩みとハイライト

活動の原点 主催のeriさんが盛岡市で孤独を感じていた時期に地域の読書会に参加し、人とつながる温かさや「サードプレイス」の重要性に深く感銘を受けたことがすべての始まりです。

山形での立ち上げと成長 2013年4月に故郷の山形市へUターンし、「山形読書会」をスタート。以来12年以上継続し、これまでに延べ1,000人以上が参加する県内最大級のコミュニティへと成長しました。

大切にしているコンセプト ただ本を紹介し合うだけでなく、「本を通して地域の魅力的な場所や人を知り、結果的にその『まち』をもっと好きになる」ような、居心地の良い場づくりを実践されています。

主な活動拠点とスタイル

メインの活動エリアは山形県山形市です。 あえて特定の固定された場所は持たず、山形市中心市街地周辺のカフェや公共施設など、「まちの素敵な場所を毎月巡る」スタイルで開催しています。毎回多様な会場を選ぶことで、参加者が山形の魅力を再発見できる工夫が凝らされています。

現在も県内外から20名規模の参加者が集まり、毎月精力的に活動されています。

横浜読書会konkonが伺う『山形読書会』主催さまの想い

盛岡での孤独な時期、人とつながることは私にとって「寂しさを和らげ、自分らしく安心していられる居場所を得ること」でした。「生きやすさを取り戻すこと」と言ってもよいかもしれません。読書会を通して人やまちとつながり、自分の居場所を見つけられた経験から、山形でも誰かにそんな場を届けたいという思いにつながり、今の活動の原点になっています。

最初は、読書会は私自身にとってのサードプレイスでした。本を通して人とつながることで癒やされ、安心して過ごせる居場所だったからです。

13年以上続ける中で、その実感はさらに深まりました。「山形読書会は私にとってもサードプレイスです」と参加者の方から言っていただくことも増え、自分だけではなく、参加者の方にとってもそういう場所と思ってくださる方がいることをとても嬉しく感じています。

仕事や家庭が思うようにいかない時でも、「ここに来れば大丈夫」と思える居場所があることは、人が生きていく上でとても大きな支えになると思っています。

また、読書会から新しい活動やコミュニティが生まれていく様子を見るたびに、地域にはこうした安心できる居場所が一つでも多くあることが大切なのだと実感するようになりました。

正直に言うと、「守らなければ」とプレッシャーを感じることはあまりありません。

もちろん、大変なことが全くないわけではありません。独身でなくなってからは特に、開催準備と家庭・育児・介護などの暮らしとのバランスを考えて苦しくなることはあります。ただ、山形には他の読書会も増え、頼れる常連の皆さんもいるので、「自分一人で背負わなければ」と感じることは少なくなりました。

一番気を遣うのは、参加者同士が安心して過ごせる場を守ることです。ガイドラインは設けていますが、人に厳しく注意や指摘をすることはあまり得意ではありません。それでも、誰もが安心して参加できる場であり続けるために、必要な時には勇気を持って対応することを心掛けています。

読書会では、同じ本を読んでいても、紹介の仕方は一人ひとり違います。どこに心が動いたのかを聞いていると、その人の価値観や人生経験、人柄が自然と表れてきます。

また、その日たまたま同じテーブルに集まった本に共通するテーマが見えてくることがあります。

誰かの一冊が別の人の記憶や経験を呼び起こし、その場にいる全員で一つの物語を紡いでいくような感じ。そうした予測できない一期一会の出会い。これは読書会の大きな魅力のひとつだと感じています。

「何でも自由に話してください」と言われると難しいですが、本が一冊あるだけで、「私はこの場面が好きでした」「この言葉が印象に残りました」と自然に話し始めることができます。

本は、会話のきっかけをつくってくれる存在であり、安心して言葉を交わせる橋渡しをしてくれる存在。自分の考えや気持ちを言葉にするハードルを下げてくれます。

そして、本について話していると、その人自身の価値観や経験、生き方が自然と表れてきます。だからこそ、お互いを知ることができ、安心してつながることができるのだと思います。

大切にしているのは、人と人をつなぐことです。

特に初めて参加される方には、安心感を感じてもらえるよう気をつけています。座席の工夫や同じテーブルの人との話のきっかけをつくることなど。誰か一人でも話せる人ができると、その場への安心感は大きく変わると思うからです。ただ、無理に仲良くなることは目指していません。人との距離感は人それぞれ。来たい時に来て、忙しい時や大変な時は離れてもいい。そして、また来たくなったら気軽にこられる。そんな「ゆるやかなつながり」の場でありたいと思っています。

読書会に興味を持つ方は、本を読むだけでなく、「自分の世界を広げたい」と思っている人だと感じています。知らない本や新しい視点、自分とは異なる価値観との出会いを楽しみたい。そんな知的好奇心を持った方が多いように思います。

私は、そのまちを大切に思いながら暮らしている人と出会うことが、まちを好きになる一番のきっかけだと思っています。そういう人たちは、そのまちの魅力そのものでもあり、その魅力を育てている存在でもあります。そうした人や場所とつながることで、「このまちで暮らしていきたい」という気持ちが自然と育っていくのではないでしょうか。

移住者にとっての障壁は、そうした人や場所を知らないこと・繋がるきっかけの最初の一歩を踏み出しにくいことではないでしょうか。だからこそ、読書会のような場が「きっかけ」になれたらと思っています。

特定の一つの出来事というより、毎回少しずつ影響を受け続けている、という感じです。

『こんなふうに生きたい』と思える人たちに、毎回出会えること。

読書会では、本当にさまざまな方と出会うことができ、年齢も職業も異なりますが、素敵な年の重ね方をしている方、いくつになっても学び続ける方、お話が上手な方、教養があり知的な方、場を明るくしてくれる方……。また、年下の方でも、自分の考えを自分の言葉でしっかり伝えられる姿に感心することもあります。

そうした一人ひとりとの出会いを通して、「世の中には尊敬できる人がこんなにもたくさんいるんだ」と実感するようになりました。

読書会は本との出会いだけではなく、人との出会いの場でもあります。毎回、新しい価値観や考え方に触れられることが、自分自身にとっても大きな刺激になっています。

振り返ると、苦労したということは、実はあまりありません。

もちろん、出産・育児で開催をお休みした時期もありましたし、コロナ禍では思うように開催できない期間もありました。仕方なく赤ちゃんだったムスメを連れて読書会を開催したことも。それでも、そのたびに参加者の皆さんが協力してくださったり、開催を待っていてくださったりしました。続けてこられたのは、読書会を大切に思ってくださる皆さんのおかげです。いつも和やかな雰囲気をつくってくださり、自然と助け合える関係ができていることに、とても感謝しています。

一人でやっている!という感覚はあまりありません。会場を決めて予約するくらい。読書会が始まれば、あとは楽しい時間が自然と流れます。会場の準備や片付けも、参加者の皆さんが自然に手伝ってくださり本当にありがたいです。仕事や育児、家庭のことで疲れている時もありますが、読書会に行くと私自身も癒やされています。最近は参加人数・初参加の方の数が増えているので、当日運営をもっと助けてもらうしくみを考えても良いのかな?と思っているところです。

読書会において、本の力とは「人が自分を表現するのを助けてくれること」だと思っています。人と人が対話するきっかけをつくってくれる存在なのだと思います。

そして読書会の力とは、その対話を人とのつながりへ育てていくことです。普段なら出会わない人と出会い、自分では手に取らなかった本と出会い、地域の魅力的な人・場所ともつながっていく。その積み重ねが、やがて「また来たい」と思えるサードプレイスにもなっていく。本があるからこその対話が生まれ、その対話が読書会という場でつながりへと育っていく。そこに、本と読書会の一番の力があるのだと感じています。

活動を始めた頃は、「山形で読書会をやりたい」「読書会の楽しさを知ってもらいたい」という思いが一番でした。続ける中で、山形読書会から新しい読書会やコミュニティが生まれたりするようになった今、サードプレイスの大切さも伝えていきたいと思っています。それは必ずしも読書会でなくても構わない。地域の中に、それぞれの人に合った安心できる居場所が増えていくことが大切だと考えています。

一方で、やはり私は読書会が大好きなので、さまざまな場所で読書会を始める人が増え、その魅力がもっと広がるようになる活動をしていけたらと考えています。

13年続ける中で、本当にたくさんの方と出会い、その人ならではの考え方や価値観に触れてきました。自分の世界が少しずつ広がっていくのを感じています。また、尊敬できる方や魅力的な方とたくさん出会えたことも大きな財産です。そうした出会いの積み重ねによって、自分自身の引き出しも増え、より豊かな人生になっている!という実感があります。読書会は、人と人がつながることの楽しさや、違いを面白がることの大切さを教えてくれているよう。
これは、以前の「仕事がつらく、人と関わることに疲れていた自分」とは対照的です。「人が怖い時期」もあったけども今は「人との出会いが一番の楽しみ」になっています。この変化こそが、読書会が私にもたらした成長なのかもしれません。

正直に言います(笑)。最初の印象は、「発信がすごく上手!」でした。文章も分かりやすくて、「仕事ができそう」「頭の回転が速そう」「行動力がありそう」。勝手にそんなイメージを持ち「何者?」と気になっていました(笑)。こうしてお話しする機会をいただいて、とても嬉しく思っています。読書会主催者同士、いつか熱く読書会トークができれば嬉しいです^^*

これまで山形読書会に参加し、一緒に場を育ててくださった皆さん、心から感謝しています。
13年続けてこられたのは、皆さんが温かい雰囲気をつくってくださったおかげです!

そして、これから山形読書会に参加してみたいと思っている方へ。少しでも興味があれば、はじめは緊張すると思うのですが、ぜひ一度お越しください。本を通して人とつながる楽しさは、きっと想像以上です。本の話をすることも、人の話を聞くことも、とても楽しい時間です。

読書会は、本を読むことが好きな人だけでなく、新しい本や人との出会いを楽しみたい人にも開かれた場所です。一冊の本がきっかけで、新しい世界や人とのつながりが生まれ、人生が少し豊かになる。そんな体験を、ぜひ味わっていただけたら嬉しいです。

山形読書会の参加方法・詳細

開催概要

  • 開催頻度: 月に1回(Amebaブログにて随時告知および参加受付)
  • 開催場所: 山形県山形市。特定の固定会場は設けず、遊学館、Q1、洗心庵、市内のカフェなど、山形市の魅力的な場所を毎月巡るスタイルで開催しています。
  • 形式: 4人1組のグループに分かれ、1人8分(本の紹介3分+フリートーク5分)で進行するスタイルです。本にまつわる話はもちろん、そこから派生する自由な会話(フリートーク)も大切にしており、毎回違った多様な本と人が集まる温かい時間を過ごせます。
  • 対象: 本を通して「人」や「まち」とつながりたい方、心安らぐサードプレイス(第三の居場所)を求めている方。読書好きな方はもちろん、新しい価値観に触れたい方や、初めての方も大歓迎です。

主な参加方法

  • Amebaブログ(メイン): 最新の開催予定、会場の詳細、お申し込み方法はこちらのブログ(山形読書会~Yamagata Reading Club~)から発信されています。毎回紹介された本の一覧や、当日の温かい雰囲気が伝わるレポートも掲載されています。
  • note: 主宰のeriさんによるアカウント(eri🍀読書会のある暮らし)。読書会を立ち上げた経緯や場づくりへの想い、サードプレイスの大切さなどが深く綴られています。

本の世界を通じて、新しい出会いや山形のまちの魅力を再発見する時間にあなたもぜひ、新しい本や人、そして「まち」との出会いを楽しめる「山形読書会」で、心安らぐ豊かな時間を過ごしてみませんか?

eriさん、インタビュー企画にご協力いただき本当にありがとうございました!
素敵な活動や想いがより多くの人に届きますように!


横浜読書会konkonのインタビュー企画について

この記事は、神奈川県横浜市で活動する女性限定・少人数制の『横浜読書会konkon』が企画・運営しています。
本企画では「読書会主催者としての活動への想い」を伝えて下さる参加者さまを引き続き募集中です。
下記より募集条件をご確認の上、お気軽に横浜読書会konkonのXアカウントInstagramのDMにメッセージをお送りください。

▼企画の詳細はこちら

読書会主催者インタビュー

全国で活動する読書会主催者さまへのインタビュー企画。読書会を始めた原点や場づくりへの想いを伺い、横浜読書会konkonが記事としてご紹介します。活動規模を問わず参加団体を募集しています。


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