
神奈川県横浜市で活動している女性限定の横浜読書会konkon主催の栞です。
横浜読書会主催者インタビュー企画とは、全国の素敵な読書会を主催者さまにインタビューし、その思いや活動をご紹介する企画です!
- どんな思いで、その場所を立ち上げたのか
- 運営する中で感じる難しさや喜びは何か
- 参加者さんにどんな時間を過ごしてほしいと願っているのか
そんな「主催者さまの温かい思いや裏側」を覗いて見てください。
今回は、インタビュー企画の第8弾として『名前のない読書会』さんにインタビューしました!
今回のゲスト『名前のない読書会』のご紹介



『名前のない読書会』のご紹介
「名前のない読書会」は、富山県全域の素敵なカフェを舞台に、年齢や肩書きにとらわれず本を通じたフラットな対話を楽しめる、温かくて自由な読書会です。
一般的な読書会にある「自己紹介」をあえて行わなかったり、言葉遊びを交えた一風変わったテーマ設定をしたりと、遊び心あふれるユニークな工夫で、参加者同士の自然な交流の場を作り出しています。
活動の歩みとハイライト
『名前のない読書会』の始まりは、コロナ禍でのリモート読書会でした。関東主催のオンライン読書会に富山から参加していた現主催者さまが、偶然同じ富山県在住のメンバーと出会い、「コロナが明けたら一緒に読書会をやろう」と誓い合ったことがキッカケです。
コロナ前は富山県内にも10以上の読書会がありましたが、コロナ禍を経てその数は半分以下に減少してしまいました。かつて「肩書のない大人の遊び場」という企画に携わり、性別や肩書き、政治に囚われない、本を主体とした交流の場を作りたいと考えていた主催者さまは、「もう一度、自分たちの手で富山の読書会の場を繋ぎ合わせよう」と立ち上がりました。
主な活動拠点とスタイル
- メインの活動エリア: 富山県内(射水市、南砺市、氷見市、魚津市など)
- 開催スタイル: 地元の素敵なカフェなど、複数拠点で月4回ほど開催。
- 特徴的なルール: 「自己紹介なし」「聞き専(聞くだけの参加)OK」「テーマに合わなくてもOK」という、従来の読書会のセオリーを覆す自由なスタイル。
横浜読書会konkonが伺う『名前のない読書会』主催さまの想い
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「名前のない読書会」を始めたときのきっかけや、そのとき「これをやりたい」と思った一番の理由を教えてください。
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コロナ禍の中でリモートを使った関東の方が主催の読書会に参加していた時に、偶然、同じ富山県在住の方と知り合い、コロナの影響が薄くなってきたときに一緒に読書会を実施しようと誓いました。
コロナ前までは県内の読書会を紹介するサイトやコミュティを作っていたのですが、コロナ禍で読書会をやめる方が多く、コロナが明けたら10以上の読書会があったものが半分以下になってしまっていたので、自分たちで場を改めて繋ぎ合わせたかったのもあるかな。
コロナ前くらいに、つなぐひとフォーラムという場に参加し、肩書のない大人の遊び場という企画を参加メンバーと一緒に作り、肩書きや性別、政治などに囚われない本を主体とした交流の場を作りたかったのもあります。
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名前の由来について、「言葉は後からついてくる」という言葉に強く共感したと拝見しましたが、実際に活動する中で“形のなさ”がどのように幅を広げてくれていると感じますか? また逆に、これまでで定まってきた軸のようなものはありますか?
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形や向かう先を名前で縛っていないことで、読書会に囚われず、いくつかの別の活動もこの読書会から生まれてきた(ボードゲームや映画の話しをする会が生まれてきています) 。
定まってきた軸としては、カフェなどをお借りして読書会をしているので、カフェの方向性に合わせて、そのお店にほしい読書会をつくるようになってきました(より女性向けのカフェにしたいお店からテーマや方向性をより女性が楽しめるよう選ぶようになった)。
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抽象的・感覚的・遊び心のあるテーマ(「暗い」「筆が走る」「シルバー」「はえ」など)を多く選ぶ理由を教えてください。テーマを決める時に、特に意識していることや願いはありますか?
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主催者がテーマを決めないようにし、参加者とお店の店主さんが話し合って来月のテーマを決めるようにしてます。
頂いたテーマを主催者側でより抽象的なテーマに変えたりもしていて、参加者の方が紹介する本を探す際に、より知恵を絞ってこじつけて話しができるようにしてます。
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「はえ」などひらがな表記にしたり、同音異義語・言葉遊びを取り入れることで解釈の幅を広げているように感じますが、そこに込めている意図はありますか?
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もともと抽象的なテーマは漢字やカタカナで、テーマが固定されそうなものは平仮名に変えて好きに漢字を当てはめて表現してもらえたらと思ってます(「はえ」は「蠅」「映え」「生え」「栄え」など)
もともとボードゲームが好きで、読書会の醍醐味はボードゲームのような大喜利を楽しむような競技性を出したいと思い、より皆を驚かす、より皆を感心させる、より皆を喜ばすことになるように広い範囲で言葉遊びができるように考えてます。
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テーマのおかげで「参加者が本を探す過程自体が面白くなり、想像を超えた本が集まりやすい」という効果が出ていると思いますが、それによって生まれた「予想外の出会い」や特に印象的だった経験はありますか?
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自分等の読書会は自己紹介を行いません。それゆえ、参加者同士が本の紹介や会話を通して他者との年代や仕事などの共通性を見いだしてます。
実は同年代だったということや、過去住んでいた土地が近所だったとか驚きの出会いが実際にありました。
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他の読書会とは違う独自の手法をいくつも取り入れている中で、主催者として一番大事にしている「読書会のあり方」とは何だと思いますか?
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自己紹介をしない、聞き専歓迎など発言の平等性をつくらない、など一般的に読書会ではタブーとされていることを実施してます。
大事にしているあり方は、読書会に正解と呼べる運営はないということです。
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一人で月3〜4回、富山県内各地を回して運営する中で、一番大変だと感じる瞬間と、そこから得ている喜びや学びを教えてください。
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移動距離は毎回大変です。
しかしながら、どの会場の店主さんも素敵な方々で、会話に交ざってくださったりして多くの学びを得られてます。
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聞き専OKや「テーマに合わなくてもOK」というルールを貫いている理由は何ですか?
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本の話しをしたいという読書家だけでなく、本の話しを聞いて自分の読書に生かしたいと思う方も多いです。
読書会に参加するハードルが高いのものあり出来る限り低くするための仕様のひとつです。
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読書会の主催者として、裏方の役割で大切にしている価値観や心がけはありますか?
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自分も含めて参加者全員が主役であり、主役を輝かせる脇役であるということです。
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南砺市(Polaris)、魚津市(cafe momoka)、射水市(Engames)、氷見市(オトギノハコ)など、複数拠点で開催している理由と、場所を分散させることで感じたことや効果を教えてください。
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店主さんが読書会を自身のカフェで主催してほしい、もしくは、一緒に実施しましょう、という声がけでのみ場所を決めております。それゆえ分散した地域での実施になりました。
それによって感じた効果としては、お店の近所の方も参加されるようになったので、その出会いはその場所でしかなしえなかったと感動してます。
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雪の影響で店が休みでも店長さんが特別に開けてくれるなど、地元密着の温かさを感じる場面が多いと思います。自分の読書会が「人と地元をつなぐ」ことについて、どのような意義や想いがありますか?
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自分の読書会の目指すところのひとつが、カフェで本を読んでいたら、隣の席の方が話しかけてくださって、気がついたらお店全体で本をきっかけに一時的に交流が生まれること。
閉ざされた会ではなく、開かれた会になっていき、読書会という名前が消えるくらい本を通して交流が生まれたら素敵だなと感じております。
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これまでで印象に残っている参加者の言葉や反応、または「予想外の出会い」があったエピソードを個人的に教えてください。
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自分の話ですが、自己紹介がないので、参加者さんの得意分野などが分からないのですが、始まってみると各々の得意分野に驚かされることが多いのですが、参加者の方から後日感想をメッセージいただき皆さんの博識に感動しましたと言っておられました。
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読書会主催者として、参加者さんに届けたいこと、もしくは一緒に作り上げたいことは何ですか?
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読書会だけでなく、様々な企画を自ら始めることは難しくないということ。
様々なハウツー本等が出て、学ぶことは良いことですが、それが正解ではないということ。
自分自身、様々な企画を始める時のアドバイスなどを行なっており、こんな自分のやり方でも楽しんでもらえる機会を提供できることを伝えたいと思っております。
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最後に、主催者として今、一番伝えたいことや、参加を検討している人へのメッセージをお願いします。
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どんな立場でも、どんな状況でも、動くことができたら新しい企画や誰かの正解ではない自分の正解を見つけることができます。
自分は、自分のような普通のサラリーマンでも読書会をスタートし継続していけているので、読書だけでなく、自らが好きだと思っていることで一歩進む後押しになれば嬉しいです。



『名前のない読書会』の参加方法・詳細
開催概要
- 開催頻度∶月4回
- 開催場所∶富山県内(射水市Engames、南砺市 Polaris、氷見市 オトギノハコ、魚津市 cafe momoka)
- 形式∶紹介型(聞き専あり)
- 対象∶本を元に会話をしたい方
主な参加方法
中部地方のエリアで読書会をお探しの方へ。富山県内の様々な会場で実施されている『名前のない読書会』をぜひチェックしてみてください!
インタビュー企画にご協力いただき本当にありがとうございました!
素敵な活動や想いがより多くの人に届きますように!
横浜読書会konkonのインタビュー企画について
この記事は、神奈川県横浜市で活動する女性限定・少人数制の『横浜読書会konkon』が企画・運営しています。
本企画では「読書会主催者としての活動への想い」を伝えて下さる参加者さまを引き続き募集中です。
下記より募集条件をご確認の上、お気軽に横浜読書会konkonのXアカウントやInstagramのDMにメッセージをお送りください。
▼企画の詳細はこちら
読書会主催者インタビュー
全国で活動する読書会主催者さまへのインタビュー企画。読書会を始めた原点や場づくりへの想いを伺い、横浜読書会konkonが記事としてご紹介します。活動規模を問わず参加団体を募集しています。
【主催者インタビュー#01】横浜読書会konkon立ち上げの背景と想い
横浜読書会インタビュー#02:余白ラウンジ・読書対話
横浜読書会インタビュー#03:NEWマンガ雑誌の読書会
横浜読書会インタビュー#04:大船読書会
横浜読書会インタビュー#05:森の読書会
横浜読書会インタビュー#06:読書会HITOTOKI
横浜読書会インタビュー#07:山形読書会
横浜読書会インタビュー#08:名前のない読書会
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